タイ旅行の最後の楽しみといえば、やっぱり「空港でのお土産探し」ですよね。
私もバンコクを訪れるたびに、帰国前は必ずドンムアン空港でお土産選びに夢中になります。

初めてドンムアン空港を利用したときは、「スワンナプームほど大きくないし、お店も少ないんじゃないかな?」と思っていました。
でも、実際に足を踏み入れてみるとその印象は一変。
意外なほどショップが多く、タイらしいお菓子や雑貨がずらりと並んでいたんです。

LCC(格安航空会社)をよく使う私は、自然とドンムアン空港を利用することが多いのですが、今では「旅の最後のショッピングスポット」として欠かせない場所になっています。
この記事では、私の経験を交えながら、ドンムアン空港のお土産売り場や免税店、人気のお土産、免税手続き、営業時間などを詳しく紹介します。


ドンムアン空港とは?

まず、簡単に空港の概要をおさらいしておきましょう。
バンコクには2つの国際空港があります。
ひとつは巨大で近代的な「スワンナプーム国際空港」。
そしてもうひとつが、LCCの拠点として人気の「ドンムアン国際空港(Don Mueang International Airport)」です。

ドンムアン空港は、なんと1914年開港というアジア屈指の歴史ある空港。
タイ国際航空の原点でもあり、一度はスワンナプーム空港にその座を譲りましたが、LCCブームで再び脚光を浴びました。
現在ではエアアジアやスクートなどの主要LCCが拠点を置き、再び賑わいを取り戻しています。

スワンナプーム空港との違い

比較項目スワンナプーム空港ドンムアン空港
位置バンコク中心部から東へ約30km中心部から北へ約24km(やや近い)
利用航空会社JAL・ANA・タイ国際航空などエアアジア・スクートなどLCC系
雰囲気巨大・近代的・国際線中心コンパクト・ローカル感あり

私はどちらの空港も利用したことがありますが、ドンムアンの方が人の温かさを感じます。
規模は小さいけれど、動線がシンプルで移動がラク。
LCC利用者にとっては本当に使いやすい空港です。


利用できる主な航空会社

日本からドンムアン空港へ直行便を運航しているのは、以下のLCCが中心です。

  • タイ・エアアジアX(成田・関西・中部)
  • スクート(成田発、バンコク経由便)

どちらも座席はシンプルですが、価格が安いのが魅力。
私は浮いた旅費を「お土産代」に回して、つい買いすぎてしまうタイプです(笑)。


ドンムアン空港の魅力と注意点

メリット

  • 市内から近く、渋滞がなければ約30〜40分で到着。
  • 国際線と国内線が徒歩で移動できる(ターミナル1・2が連結)。
  • コンパクトながらショップやカフェが充実。
  • LCC利用で旅費を節約できる。

デメリット

  • 朝夕は混雑しやすく、保安検査に時間がかかることも。
  • 建物が少し古く、スワンナプームほど洗練されていない。
  • 深夜便利用時は交通手段が限られる(主にタクシーのみ)。

私は以前、深夜の便で帰国したときにタクシーがなかなかつかまらずヒヤヒヤしました。
それ以来、夜のフライト時は早めに空港へ行くようにしています。


ターミナル別・お土産売り場ガイド

ドンムアン空港には**ターミナル1(国際線)ターミナル2(国内線)**の2つがあります。
どちらにもお土産売り場がありますが、品ぞろえや雰囲気が異なります。


🛫ターミナル1(国際線)

国際線ターミナルは、いわば“お土産天国”。
保安検査を抜けると、免税店がずらりと並んでいます。

おすすめショップ

  • King Power Duty Free:香水、ブランドバッグ、タイ限定お菓子まで揃う大手免税店。
  • Jim Thompson(ジム・トンプソン):上質なタイシルクが人気。スカーフやポーチは贈り物にも最適。
  • NaRaYa(ナラヤ):リボン付きの布バッグで有名。価格も手頃で女性に人気。
  • Local Thai Souvenir Shop:ドライフルーツやタイカレーのレトルトが並びます。

免税店の多くは24時間営業なので、深夜便でも安心。
私も夜の便に乗る前、ナラヤでバッグを買ってそのまま使うのがちょっとした楽しみです。


🏡ターミナル2(国内線)

こちらはローカル感たっぷり。
免税店はありませんが、タイ各地の特産品が揃います。

おすすめショップ

  • OTOPショップ:政府推奨の地域ブランドで、地方の名産品が豊富。
  • Royal Project Shop:王室支援プロジェクトによるオーガニック食品やコスメが人気。
  • Thai Smile Shop:かわいい雑貨や小物が揃う、思わず立ち寄りたくなるお店。
  • Boots(ブーツ):タイ限定コスメやハーブ系アロマが充実。

特にOTOPショップは、「これぞタイ!」というお土産が見つかるので、私は毎回立ち寄ります。


保安検査前と後、どっちで買う?

私のおすすめはこうです。

  • ブランド品や液体類(お酒・香水)→保安検査後に購入
  • 食品や雑貨→保安検査前に購入

保安検査前のエリアは時間に余裕があり、ゆっくり見て回れます。
一方で、検査後は免税価格で購入でき、液体制限も気にしなくてOK。
私は毎回、検査前に雑貨を買って、検査後にコスメやお菓子をまとめ買いしています。


人気お土産ランキング【ドンムアン空港版】

  1. ドライマンゴー
     タイ土産の定番。甘酸っぱくてジューシーで、軽くてかさばらない。
     私も毎回職場用にまとめ買いします。
  2. ココナッツチップス
     香ばしくてサクサク。
     最近はチョコがけタイプも登場していて、味のバリエーションが豊富です。
  3. カオクア(炒り米)
     タイのサラダに使われるスパイス。
     そのまま食べても香ばしくて美味しいです。
  4. ナラヤの布バッグ
     かわいくて実用的。
     友人へのプレゼントにも、自分用にもピッタリ。
  5. ジム・トンプソンのシルク小物
     タイの伝統が感じられる上品な一品。
     空港限定デザインもあるので要チェックです。

免税手続き(VAT還付)のコツ

ドンムアン空港でも、VAT(付加価値税)還付が可能です。

手続きの流れ

  1. 「VAT Refund for Tourists」マークのある店で購入。
  2. 購入時にパスポートを提示して申請書(P.P.10)をもらう。
  3. 出国前に空港のVAT Refundカウンターへ。
  4. チェックイン前にスタンプをもらうのを忘れずに!

注意点

  • 1店舗あたり2,000バーツ以上の購入、滞在中合計5,000バーツ以上で申請可能。
  • 現金還付は手数料が引かれるため、少額なら空港ショッピングで使うのがおすすめ。
  • 手続きに時間がかかることもあるので、出発2時間前には空港入りが安心です。

営業時間の目安

店舗名営業時間
King Power Duty Free24時間営業
OTOPショップ・雑貨店6:00〜22:00頃
スターバックス・カフェAmazon5:00〜24:00頃
セブンイレブン(T2)24時間営業

深夜でも開いているお店が多いのは本当に助かります。
私は夜中の便に乗る前、カフェAmazonでコーヒーを飲みながらお土産を整理するのが定番です。


まとめ

ドンムアン空港は、LCC利用者にとって「便利で温かみのある空港」。
一見小さく見えますが、お土産ショップや免税店が充実していて、旅の最後までタイを感じられます。

  • ゆっくり選びたいなら 保安検査前
  • ブランド品やコスメを狙うなら 保安検査後
  • ローカル感を味わいたいなら ターミナル2

どのエリアにも魅力があり、タイらしいお土産が必ず見つかります。
私自身も、ドンムアンで買ったナラヤのバッグを見るたびに、「またタイに行きたいな」と思うんです。

旅の最後の思い出づくりに、ぜひドンムアン空港でお気に入りのお土産を探してみてくださいね。